豪雨


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早朝からの大雨で佐賀の武雄あたりは家屋への浸水、道路の冠水で大変なことになっているとニュースでみて、親戚が近くに住んでいるのでグループLINEで無事を確認しあっていた。

そんななか、夕方に息子から電話があり『仕事で店舗応援で朝から武雄北方へ行っていて大変なことになった』と言ったかと思うと電話がきれた。何度も折り返すが出ない。

LINEでやりとりをすると会社の上司と話しているので後で電話するという。まったく状況がわからない。

事故を起こしたのか、何か仕事で失敗したのか、車が浸水したのかなどいろいろ考えた。

30分ほどしてようやく電話があり、浸水した店舗の泥だしやらを済ませ、帰ろうとタクシーに乗ったが四方八方通行止めであちこち回ったあげく、これ以上どこへも行けないとコンビニで降ろされたらしい。

他の店舗へ応援に行っていた会社の人が車で迎えに来てくれることになったから待っているという。一時間以上経っても迎えは来ない。土地勘がないからかと思い、隣町に住む私の従妹に連絡し、どうにか行けないかと頼んだ。

また小一時間して、あちこち回って試みたがどこからも行けないと電話があった。自衛隊の車やらボートがあったが、体調を崩しているとかがないとボートも出せないとのこと。

とりあえず、コンビニで三時間以上待ったあげく避難所に行った息子。そうこうしていると武雄北方インターが開通したので知人が迎えの車を出してくれると言ってくれた。

避難所からインターまでの道が通行できるか確認させると、避難所の方が行けるかどうか車で連れていってくれたがインターへの道は冠水していた。

陸の孤島となっている以上、避難所で過ごすしかないのだが、うちの身内はもちろん、避難所の方、私の知人、みな優しくて有り難かった。

しかし、警戒レベルMAXの場所に社員を行かせた会社には疑問を持った。明日も大雨の予報が出ているのに何かあったらどうするのか、何かあってからでは遅い。店舗の営業ができないことより労災などになれば会社の損失なのに想像力の欠如なのではないか。

息子は明日の仕事があるから朝一番で戻らないとと言っていた。とにかく明るくなっても冠水している道を歩くな、会社の人間に迎えを頼むよう伝えたが心配は消えない。